##佐藤好英##
本日、山田方谷研究会に初参加
当研究会は、主に地域経済の視点から
様々な問題を取り上げている。
今回の報告は
『方谷の藩政改革と高梁川流域の環境史』
というテーマでの講演で
なかでも新しい視点として
砂鉄の精錬過程での興味深い話が聞けた。
従来、砂鉄を採取する場合、
『カンナ流し』という大量土砂が高梁川に害をもたらした
と言われていたが
それに加えて砂鉄の精錬過程で高温の熱量がいるため
大量の木材を伐採し
その結果、『はげ山』が多くなり
そのため土砂が流れやすくなったと・・・
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質疑応答では、私の方から以下の点を付け加えておいた。
『高梁川流域における水害について、山田方谷先生は
河川の改修と玉島港の浚渫を行い、水運及び海運により
地域経済を活性化させたと・・・
また山林の荒廃には、ゆず、お茶、たばこ、桑などの
奨励に取り組んだと・・・』
これらの点については
『現代に活かす 山田方谷の思想』の中で
「窮地を救うー山田方谷改革と知的資産ー」
という講演録の中に書かれている。
なお私もその中に一講をのせている。
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